白いジャージ ~先生と私~
助けて先生!!
ここがどこだかわからなかった。
携帯の電波も・・
圏外で・・
先生のことばかり考えてた。
先生が、どんな気持ちで私に別れを告げたのか。
先生の気持ち・・・考えると自分が情けなくなる。
私・・・何やってたんだろ。
先生は、私よりもっともっと辛かったのかもしれない。
白のダウンジャケットのポケットに手を入れながら、歩き続けた。
民家の明かりだけの暗い道。
風が吹くたび、木々の音が怖かった・・