白いジャージ ~先生と私~

夢じゃない

・・・・おい


・・・・・おい しっかりしろ!!






どうやらいつの間にか夢を見てた。


夢の中で、先生は笑ってくれてたんだ。

廊下で、先生は振り向いて私に微笑みかけてくれたんだ。






「おい!!!矢沢!しっかりしろ!!」


電話BOXのドアを開けて、私の肩をゆする人。


先生・・・?


「・・・先生・・・夢じゃないの・・?」



先生は、私をぎゅっと抱きしめて、先生のぬくもりで体を暖めてくれた。






「大丈夫か・・・俺、心配で・・心配で・・・良かった・・無事で・・・・」


優しい声が耳元で聞こえる。


先生が、すぐそばにいることが・・・信じられなかった。



もう、先生に触れることは


ないって思ってた。



「先生・・・ごめんなさい・・先生・・やっぱり私・・・先生じゃなきゃだめ・・」


私は、先生の腕の中で


ここが

私の



居場所だ・・・・



って思った。

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