白いジャージ ~先生と私~

浜辺のベンチにくっついて座る先生と私。


寒さも感じないくらいドキドキしちゃってるんだ・・



「はい!!プレゼント・・」


恥ずかしそうに、ポケットから何かを取り出す先生。

私の手のひらに乗せられた小さな箱・・


「まだ指輪は早いかと思って・・」


ティファニーのハートのネックレス・・・!!!!


「先生・・・ありがと!!!!一生大切にする!!」


先生の手によって、私の首に付けられたネックレスが

私に安心をくれる。


「学校に付けれるギリギリのラインって思って・・本当は校則違反だけどな。」


小さく揺れるハートには



先生の愛情がたくさん込められてる。




手をつないだまま、先生は私の頬にキスをした。


「俺のこと、信じろよ。」

そう言うと、先生は優しく笑い、耳元に唇を近づけた。


「寒いだろ・・?温めてやる・・」

と、耳に息を吹きかける。


温まると言うよりは、体がほてってくるこの感じ。




手を握ったまま、先生の唇が私の唇に重なる。


そっと、キスした後


先生の唇が私の唇を、


はさむように 何度も何度もキスした。



そして、先生のあったかい舌の感触を

初めて感じた。

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