白いジャージ ～先生と私～

毎日どんな気持ちなんだろう・・


毎日、目が覚めてから眠るまで誰とも話さない。

テレビから流れる笑い声をどんな気持ちで聞いているんだろう。



お母さんや私達が行くと、

おばあちゃんはとても嬉しそうだった。


決して、おばさんの文句や今の生活に対する不満なんて言わず

優しく笑ってくれるだけ。


私には考えられない。

絶対に無理だ。


おばあちゃんは働き者で、

縫い物が得意で、

歌が好き。


字が上手。

サイダーが好き。

時代劇も好き。


そして、亡くなったおじいちゃんを今でも愛してる。




窓の外を見ながら、おばあちゃんのこと考えていると


涙がこぼれてた。




だから、なるべく考えないようにしてた。

おばあちゃんのこと、あまり深く考え出すと

涙が止まらなくなる。

怒りが込み上げるから・・