白いジャージ ~先生と私~
旅行
なぜか、年始のおばあちゃんちへの旅行に先生も行くことになった。
というのも・・
年末の挨拶に来た先生に
「君も行くかね?車の運転しんどいから・・」
とお父さんが言い、
「やった!!!!そうしなよ!!」
とお姉ちゃんも言い、
「先生の車の方が大きいし、いいわね」
とお母さんまでもが同調したからだった。
もちろん私は嬉しいけど、先生は・・・?
そう思った瞬間には、お父さんと地図を見ながら笑ってた。
何気に聞き流したけど、
今年はお姉ちゃんも行くらしい。
こんなに嬉しいことはないね。
「このへんじゃ、手もつなげんだろ?ばあちゃんとこなら知り合いもいないし、イチャイチャできるぞ!」
なんて言うお父さんは、子供みたいな笑顔で笑ってた。
私だけ置いてけぼり状態で、話が進み、どの道で行くか、どこに泊まるか、と
どんどん話が進む。
おばあちゃんちに行くと行っても、あの家には泊まったことがない。
今回の旅行で、おばあちゃんが我が家に来る方向に話が進むことを期待した。