白いジャージ ～先生と私～

１月１日の朝、先生は会いに来てくれた。


「おけましておめでとう！！明日会えるけど、今日も会いたくて・・」

白いジャージを着てくれた先生は、それだけ言うと車で帰った。



また、他校の生徒に写真を撮られたらしい。

家の前で手紙を渡されて、写真撮らせて下さいと・・


きっといつか会ったあの綺麗な女の人だろうな・・。




旅行の用意をしながら、電話で話した内容は


おばあちゃんのことだった。


まだ話していなかったおばあちゃんの事、途中泣きながら・・

先生に話した。



先生は、お前は優しい子だと言ってくれた。

優しくなんかないよ・・私。

私、おばあちゃんに何もしてあげられないもん。



おばあちゃんにもらったポーチにシャンプーや洗顔を入れる。

毎日学校に持って行ってる化粧ポーチもおばあちゃんの手作りなんだ。


私が好きだと言った色の

かわいい丸いポーチ・・