白いジャージ ~先生と私~
第15章
★ゆかり目線★
<ゆかりの気持ち>
どんよりした天気の寒い朝。
新学期を迎える私たちは、さまざまな想いを胸に学校へ向かう。
「おはよ~!直。」
「おはよ~、ゆかり!」
私、中田ゆかり。
親友の直と、久しぶりの再会に胸が踊る。
直からの電話があった時、
私は龍といたんだ。
クリスマスの夜。
私は自分の恋より
直が心配だった。
先生を見てると、とても寂しい顔をしてるし
直は先生を避け、先生のあの寂しい顔にも気付かない。
たまに向けられてる先生の優しい視線にも。
泣きながら、先生とまた気持ちが通じ合ったことを話す直は、
久しぶりに心から嬉しそうだった。
何をしてても、
何か足りない。
そんな顔してたから、
ずっと。
安心して泣けてきた私の隣で
龍は私の涙をティッシュで拭いてくれた。
直の恋がうまくいったら告白する。
そう決めてた私は
急にドキドキして
龍の目が見れなくなってた。
どんよりした天気の寒い朝。
新学期を迎える私たちは、さまざまな想いを胸に学校へ向かう。
「おはよ~!直。」
「おはよ~、ゆかり!」
私、中田ゆかり。
親友の直と、久しぶりの再会に胸が踊る。
直からの電話があった時、
私は龍といたんだ。
クリスマスの夜。
私は自分の恋より
直が心配だった。
先生を見てると、とても寂しい顔をしてるし
直は先生を避け、先生のあの寂しい顔にも気付かない。
たまに向けられてる先生の優しい視線にも。
泣きながら、先生とまた気持ちが通じ合ったことを話す直は、
久しぶりに心から嬉しそうだった。
何をしてても、
何か足りない。
そんな顔してたから、
ずっと。
安心して泣けてきた私の隣で
龍は私の涙をティッシュで拭いてくれた。
直の恋がうまくいったら告白する。
そう決めてた私は
急にドキドキして
龍の目が見れなくなってた。