白いジャージ ~先生と私~
始業式では、校長の長~いお話が続いてる。


直の視線は・・


まっすぐに

迷いも無く

誰かさんの元に・・



直には言ってないけど、

別れてた時、廊下で先生に言われたことがある。


『あいつのこと・・頼む。なんかあったら教えて・・』って。

しつこく口止めされたけど・・

いつか直に教えてあげよっと。


 
あ・・!!

先生・・・今、直のこと見てニヤけたぁ!!


いいな・・いいなぁ!!


なんかこの2人・・いいよ!!


私が協力するから、なんとしてもバレずに卒業できますように・・・!!!



直の為なら何でもする!!


今まで、いつも私直に助けられてきたんだもん。


夜中まで泣きながら電話で慰めてくれたり・・

龍と別れたとき・・直がいなかったら・・どうなってたかわからない。



中学のときも・・

いつも龍に手紙渡すの手伝ってくれた・・

けんかした私達に、仲直りさせてくれた・・



直・・今度は

私が直のために 何かしたいよ・・


私が直と先生を守るから!!




だから・・安心して

先生と 恋しなよ!!
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