白いジャージ ~先生と私~
その時メールが来た。

『彼女が来てるっぽい物、置いとくけど、誤解すんなよ~~。ラブ!!』

メールを見て、ニヤける自分を抑えられない。



先生の家のチャイムを鳴らす依子。


私は駅前で買ったケーキを手に、緊張しながら立っていた。




しばらくして、出てきた先生はまた私の心を鷲掴みにする。


Gパンに、黒のパーカーでめちゃくちゃ渋いんだ。



やばい・・・

かっこよすぎだよ~!



「おぉ、おはよう。」

眠そうな目で、いつもより乱れた髪。



「おはよ~、先生。ほんとに来ちゃった。先生の私服若いね~!!かっこいい。」

私が言いたいセリフを全部依子に奪われる。


先生は依子のダイナマイトバディに目もくれずに、私に微笑んでくれる。


「あ、ケーキ?サンキュー!」


先生は、私の手からケーキを受け取り、みんなを先に部屋へ入れた。

最後に家へ入ろうとする私に、

先生は誰にも見つからないように、頭なでなでしてくれたんだぁ。
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