白いジャージ ~先生と私~
「このままだと、絶対依子は、直と先生のこと気付くと思う。どんな手を使ってでも、先生の事調べるつもりだもん。あの子・・家庭環境も結構辛そうで・・寂しいのかも知れないよね・・」


ゆかりと私は、一つの手袋に手を入れながら歩いた。



私は、なんとかゆかりの気持ちを変えさせる方法はないかと・・

ずっと考えていたけど

何を言っても、ゆかりの決心は固かった。



「直と先生見てるとね~・・すごくいいなぁと思う、素直で、お互いを大事にしててさ。あんな恋愛がしたいって思ってさ。そろそろ・・もう龍から卒業するよ。」



ゆかりは、私を助ける為にいろんな言い訳を考えて私に納得させようとしてた。

でも、一番の理由は

私と先生を守るため・・・



それは、わかってた。







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