白いジャージ ~先生と私~
私・・・全身の力抜けちゃって・・・。
窓にもたれかかって、外の景色ボーっと見てた。
夢じゃないよね?
先生から、誘ってくれた。
あの夜の私のわがままを覚えててくれたんだ・・。
先生の力ってすごい。
今までの人生でこんなに早く宿題を終わらせたことはない。
宿題なんていつも最後まで残してた私が、7月中にほとんど宿題終わらせたんだ。
約束・・・したもん。
でも、日にちも何も決めてない。
先生と会えない限り、何の進展もない。
早く8月になって欲しいと願いながら、毎日ひたすら勉強に励んだ。
その間、家では相変わらずお姉ちゃんが暴れてた。
枕を濡らす夜もあった。
お気に入りの猫のぬいぐるみに涙が染み込む。
でも、窓を開けて・・・星を見ると・・・
先生が『がんばれ』って言ってくれるんだ。
先生の存在が私を強くさせてくれた。