白いジャージ ~先生と私~


私・・・全身の力抜けちゃって・・・。


窓にもたれかかって、外の景色ボーっと見てた。

夢じゃないよね?

先生から、誘ってくれた。

あの夜の私のわがままを覚えててくれたんだ・・。



先生の力ってすごい。



今までの人生でこんなに早く宿題を終わらせたことはない。

宿題なんていつも最後まで残してた私が、7月中にほとんど宿題終わらせたんだ。


約束・・・したもん。


でも、日にちも何も決めてない。

先生と会えない限り、何の進展もない。


早く8月になって欲しいと願いながら、毎日ひたすら勉強に励んだ。


その間、家では相変わらずお姉ちゃんが暴れてた。


枕を濡らす夜もあった。

お気に入りの猫のぬいぐるみに涙が染み込む。



でも、窓を開けて・・・星を見ると・・・


先生が『がんばれ』って言ってくれるんだ。




先生の存在が私を強くさせてくれた。




< 24 / 480 >

この作品をシェア

pagetop