白いジャージ ~先生と私~
まさかの一目ぼれ
「知らなかったね・・依ちゃんにあんな過去があったなんて・・」
「うん。男に執着してたわけが少しわかったよね・・先生を好きだったのも、やっぱり年上の男性に惹かれてたのかも・・」
焼き鳥屋のカウンターでウーロン茶で乾杯。
お酒飲みたい気分だけど、この店うちの学校の先生もたまに来るから・・
今日はウーロン茶で我慢。
「そうだね・・・なんだかスッキリしたね~!!」
「龍のこと、真剣みたいで安心した。もう先生のこともあきらめたって言ってたし・・一件落着・・だね。」
バイトしてた頃の仲間が数人いて、少し居心地が悪かった。
運良くたっくんは今日は入ってないみたい。
「あとは・・・ゆかりに誰か紹介してあげないと・・・ねぇ・・」
その時・・
「おはようございまぁ~す」
カウンターの奥に現れたのは・・
きゃぁ~~~~!!!
たっくんだった。
かなり・・
気まずい・・
戻ると約束して別れたまま・・
「どうしよ・・」
とゆかりを見ると・・
ゆかり・・???
「やばい・・直・・・あの人好きかも!!!!!!」
目をハートにして顔を赤らめるゆかりの目は
一直線に
たっくんへと向かってた。