白いジャージ ~先生と私~

『もしもし・・??』

『もしもし・・』


学校の中で先生からの電話がかかるなんて

初めて~~!!


『ちょっと急用がありまして・・こんな時間にすいませんが・・』

職員室で話してるっぽい口調がかわいくて

笑っちゃう!!

『ホテルなんですが・・ペンション白いうさぎに決定しましたんで・・』

やったぁぁぁぁぁぁ!!!!

先生と一緒のペンションだ!!


それだけ言うと、先生は電話を切った。


私は、嬉しくて嬉しくて・・

6時間目の授業中、ずっとニヤけてた。


「先生と一緒の宿になった・・!!」

「マジ??夜、襲いにいこっか?」

ゆかりが目を輝かせて喜ぶ。


「ゆかりは、今度たっくんといつ会うの?」

「えへへへへ・・実は今日、会うんだぁ!!バイトの前に少しだけだけどね。さっきメール来たんだ。」

「やったじゃん!!明日から修学旅行だからしばらく会えないもんね・・」


ゆかりは初めて会ったあの日から、たっくんに夢中で見ていて面白いくらい。

龍の時は、龍から告白したし、結構ゆかりが落ち着いてる感じだったけど、

今回は

すご~く少女の顔してる。


翌日に、ゆかりがメールした時に、たっくんはバイトの休憩中だったんだ。

店の前からメールしてたゆかりに会いに来てくれたたっくんは、

真っ赤になるゆかりを見てケラケラ笑ってたんだって。


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