白いジャージ ~先生と私~

「おい!!なお!!」


誰かの声がして、意識が現実に引き戻された。



それは



まるで




スーパーマンのように



私の元へ




「なお!大丈夫か?」



先生が急な谷を軽々と滑り下りて、


私を


助けにきてくれた。




夢だと思った。



温かな先生のぬくもりで私は、生きてるって実感した。



誰にも見つからないその場所で



抱きしめてくれる先生は


ボーっとする私に


キスを


した。
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