白いジャージ ~先生と私~
バレンタインまであと3日。


ゆかりと一緒に編み始めたマフラーは完成に近づいてる。


こんな気持ちで編んだマフラーは少し重いかもしれない。



『俺、転勤になるかも・・』


昨日の夜の電話。


その後、


『その方がいいかって思うときもある。』


先生のその言葉は


とても悲しかった。



やっぱり先生は疲れてるのかな・・



生徒と付き合ってるっていうこの現実は


先生にとって・・





重荷・・・・・・


なの?


私はどんなに寂しくても辛くても、


先生と同じ高校にいたい。


この高校であと1年と少し、先生と過ごし、


先生と卒業したい。




卒業式に・・・


先生に『おめでとう!』って言ってもらいたい。




先生は


違うの?




できれば・・・こんなしんどいことは早く終われば・・・と思ってる?





< 315 / 480 >

この作品をシェア

pagetop