白いジャージ ~先生と私~

泣いても泣いても涙は枯れることはない。


前に先生から別れを告げられたときより

ずっと悲しい。


それは

もう好きでいられないから。


あの時は、勝手に私が思い続けることができたから。



今は


もう 今以上先生を好きになってはいけないんだ。



お姉ちゃんの胸は


あったかい。



肩越しに見える月が雲に隠れる。



月は


いつも私の恋を


見てた。




優しく

時には厳しく

見守ってくれてたんだ。




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