白いジャージ ~先生と私~
「おばあちゃんの日記読む?」


お姉ちゃんは、押し入れから日記を数冊持ってきた。


おばあちゃんが亡くなってからあの日記の衝撃に耐え切れずに、なかなか読めなかった。


読むと


涙が止まらないことはわかってるから。




どうして今日記を読もうと言ったのか私はわからなかったが、読んでいるうちにお姉ちゃんの気持ちがわかったような気がした。



私は10年前の日記に手を伸ばした。
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