白いジャージ ~先生と私~
「日誌持ってきてくれたのはいいけど、白紙だったぞ?」


先生は、右手を


ポン



って



私の頭に・・・




涙が出そうになった。


大好きな先生の手が


私の頭に置かれた瞬間・・・




1ヶ月間の寂しさや

辛さ・・悲しみが


どんどん溢れた。




「日誌、今から書き直し~!」


先生は、昔のままの口調でそう言って、職員室を出た。


子犬のように


先生の後をトコトコと付いていく私は


ただそれだけのことに


ものすごい感動してたんだ。






前を歩く先生の背中、後頭部、首、手・・


穴が開くほど・・


じっと


見つめてた。



『大好き』


心の中で爆発しそうな気持ち。



大好き


大好き


大好き・・・









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