白いジャージ ~先生と私~
今日の夕食がカレーだったことも、
先生からジャージをもらえたことも、
なんとなく昨日日記を読んだからだって感じてるんだ。
「あら?食欲戻ったの?」
おかわりする私にお母さんは嬉しそうに言った。
「いろいろ心配かけてごめんね。もう大丈夫だから・・・」
買って帰った雑誌を読みながら久しぶりに
ペディキュアを塗る。
部屋に戻ると
ベッドに先生がいるんだ。
先生のジャージがベッドの真ん中に置いてあるだけで
こんなにも心が穏やかになる。
クンクン・・
また先生に変態扱いされるよね・・
先生のジャージ・・・いい匂いがする。
きっと洗濯してくれたんだね。
しなくていいのに・・
あれ?
ジャージのズボンのポケットに何か入ってる・・