白いジャージ ~先生と私~
第5章
秘密のドライブ
車の中では、今日もFMから洋楽が流れてる。
先生の運転姿はかっこいい。
私・・ハンドルになりたい。
先生に毎日触られてるハンドルが羨ましい・・いいなぁ。
「矢沢、補習減らしてやるよ。今日のお礼にな。」
先生・・ほんと鈍感だね。
「いらないって!!私、泳ぎたいの。この夏は泳ぎたい気分なの・・」
意味のわからないこと言ってる私に、先生はまた優しく笑う。
「泳ぎたいって・・お前25メートルも泳げないじゃん?」
右手でハンドルを回しながら優雅にカーブを曲がる。
「ばかばか!!」
私は、先生の左の腕をポカポカ叩いた。
「はいはい!!わかったよ。お前あと10回だろ?みんな減らしたから、最高でも5回のヤツしかいね~ぞ?」
「え?そうなの?・・・先生、イヤ?」
横断歩道をゆっくり歩くお年寄りを待つ先生も好き。
「へ??何が?」
先生は、ハンドルから手を離し、目を大きく開く。
「補習も結構、大変だよね?面倒くさい?」
そんな質問をした私に、先生の左手が近づく。
前を向いたまま、先生の左手が私のおでこに・・・
「ば~か!俺、教師だぞ!補習受けにくる生徒がいるってことは幸せなこと。逆に、楽しいよ、いじめ放題だしな!」
先生は本当に素敵な先生だ。
教師になる為に生まれてきたような人。
「そうなの?ごめん、先生。」
謝る私の頭に先生の大きな手が・・・
「いいよ。どうせ、部活で学校来るし、お前が25メートル泳げるまで、補習はやめないからな?いいな?」
えぇ???
「先生・・それヒドイよ・・私、泳げると思う?」
「水泳以外はまぁまぁできるんだから、大丈夫。なんせ、俺、名コーチだから。」
先生は、また私の頭に手を乗せて髪をぐちゃぐちゃってわざと乱す。
こんなこと・・・
他の生徒にも・・するの・・?
先生、私のこと『特別』って思ってくれてるの?
先生の運転姿はかっこいい。
私・・ハンドルになりたい。
先生に毎日触られてるハンドルが羨ましい・・いいなぁ。
「矢沢、補習減らしてやるよ。今日のお礼にな。」
先生・・ほんと鈍感だね。
「いらないって!!私、泳ぎたいの。この夏は泳ぎたい気分なの・・」
意味のわからないこと言ってる私に、先生はまた優しく笑う。
「泳ぎたいって・・お前25メートルも泳げないじゃん?」
右手でハンドルを回しながら優雅にカーブを曲がる。
「ばかばか!!」
私は、先生の左の腕をポカポカ叩いた。
「はいはい!!わかったよ。お前あと10回だろ?みんな減らしたから、最高でも5回のヤツしかいね~ぞ?」
「え?そうなの?・・・先生、イヤ?」
横断歩道をゆっくり歩くお年寄りを待つ先生も好き。
「へ??何が?」
先生は、ハンドルから手を離し、目を大きく開く。
「補習も結構、大変だよね?面倒くさい?」
そんな質問をした私に、先生の左手が近づく。
前を向いたまま、先生の左手が私のおでこに・・・
「ば~か!俺、教師だぞ!補習受けにくる生徒がいるってことは幸せなこと。逆に、楽しいよ、いじめ放題だしな!」
先生は本当に素敵な先生だ。
教師になる為に生まれてきたような人。
「そうなの?ごめん、先生。」
謝る私の頭に先生の大きな手が・・・
「いいよ。どうせ、部活で学校来るし、お前が25メートル泳げるまで、補習はやめないからな?いいな?」
えぇ???
「先生・・それヒドイよ・・私、泳げると思う?」
「水泳以外はまぁまぁできるんだから、大丈夫。なんせ、俺、名コーチだから。」
先生は、また私の頭に手を乗せて髪をぐちゃぐちゃってわざと乱す。
こんなこと・・・
他の生徒にも・・するの・・?
先生、私のこと『特別』って思ってくれてるの?