白いジャージ ~先生と私~

私達グループと先生は

爽やかにバトミントンをして遊んだ。


ジャンケンで決めたペアで、一度だけ先生と一緒になれた。


川のせせらぎの音の中

先生のとびっきりの笑顔を見ながら

すごく楽しい時間だった。


子供みたいにはしゃぐ先生は

昔と何も変わらない。



「お前・・へたくそぉ!!」


バトミントンのラケットで私の頭をポンポンって叩く。



「先生がフォローしてよぉ・・」


「任せとけ!!」



何をしても素敵・・

何でもできる先生。




疲れ果てて帰りのバスでも眠ってる先生。


もうカラオケをする元気もない私達。

クラスみんなが眠りについた頃。



私とゆかりのシートの隙間から先生の指が・・



私の肩をツンツンって・・




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