白いジャージ ~先生と私~
将来
ゴールデンウィーク明けって
どうも体がだるい。
そんなブルーな気持ちを吹き飛ばしてくれるのは
やっぱり先生。
久しぶりな気がしないのは
勝手に私が毎日夢に見てたから・・・
廊下ですれ違った先生の眠そうな顔。
「おはよ・・」
あくびしながら、目をこする。
あぁ・・かわいいよ、先生。
教室に入るとみんなテンション高くてびっくり。
教室の中は、どこか外国かと思うくらい
みんなの声が入り混じり、聞き取ることのできない言語が飛び交う。
「なお~~~!!」
後ろから抱きついてきたのはゆかり。
「ゆかりぃ・・ちょっと!!その首・・・もしかして・・?」
「えへへへへ・・バレた?ライバル撃退法なんだって!!」
ゆかりの首に貼られたばんそうこうは
たっくんに付けられたキスマークを隠す為のもの。
なんとなく
うらやましい・・かも。
キスマーク付けて欲しかった・・・なんて。
消えてしまうから、悲しいんだけど・・・
消えないキスマークを体に付けて欲しかった。