白いジャージ ~先生と私~
第25章
進路
先生からの電話で目覚める土曜の朝。
『起きろ~~!!』
『先生・・どしたの??』
『どうしたもこうしたも・・大変なんだ・・俺の朝立ちが・・!!』
『ばかぁ!!!!!先生の変態!!』
部活で土日が忙しい先生は
こんなエッチな内容だけど
毎日電話をくれる。
朝から先生の声を聞けるのはとても幸せで
一日ニヤけちゃうんだ。
先生と復活してから
1ヶ月以上が過ぎた。
ホームルーム中の、ふとした瞬間の不自然な笑顔や
テスト中に横を通る時触れる手や
出席を取るときの上ずった声も
とても
とても
愛されてるなぁ・・・と感じることが出来る。
3年の担任は、想像以上に忙しい。
この時期、ほとんどの生徒が進路を決めかねていて
先生に相談に来る生徒は後を絶たない。
夜中まで生徒の為に大学を探す先生。
専門学校の資料を集めてる先生。
毎日ホームルームで
私達を安心させてくれる先生。
先生は自慢の『先生』で
自慢の『彼氏』