白いジャージ ～先生と私～

出席を取る先生を、じっと睨む。


少し、おどおどする先生がまたかわいい。


いつもより低い声で返事をした私に、先生は何度も視線を送る。



ちょっとかわいい。


怒ってるわけじゃないけど、話してほしかったんだもん。



『音楽室で待ってる。』


６時間目が終わるとメールが来た。



最近、学校ではなかなか話せなかったから私の心は 跳びはねるんだ。



「どしたぁ？？なんか怒ってる？」



音楽室で先に待ってた先生は、すぐに鍵を閉めて笑う。