白いジャージ ~先生と私~
お姉ちゃんが嫌いなわけじゃない。
たった2人きりの姉妹。本当はお姉ちゃんを求めてる。
できることなら、仲良く恋の相談したり、買い物したり、普通の姉妹みたいなことがしたい。
お姉ちゃんのこと・・・良い姉ちゃんだと言ってくれた先生。
私は、先生の大きな胸に飛び込んで
「ありがとう」を何回も何回も泣きながら言った。
「車乗るか?」
先生は、助手席のドアを開けて、優しくエスコートしてくれた。
車内のクーラーが急激に私の頬を冷やす。
「さっきまでは、教師としての俺の役目。今からは、男として・・」
先生は、優しく私の肩を抱き寄せた。