白いジャージ ~先生と私~
第7章
秘密の補習授業
見るもの全てがキラキラしてた。
学校の前の大きな木の深緑の葉っぱから覗く太陽の光。
すれ違う吹奏楽部の人のトランペットの眩しい金色。
私は、気をつけていないと、まだ片思いの気分だった。
昨日の記憶をよみがえらせては・・赤くなる。
寝起きや、ボーっとしてる時は、いつものまんまの片思いの心境になってた。
「はいはい・・準備体操!!」
いつも通りの先生だ。
私は、今朝のお姉ちゃんのことを早く話したくてうずうずしてたんだ。
落ち着かない様子で先生をチラチラと見る私。
「どした?トイレか・・?」
先生は、タオルで額の汗を拭きながら小声で言う。
「・・・違うの・・先生にどうしても早く話したいことがあるんだけど・・!でも、今は補習だし・・」
「ば~か!何急に、真面目ちゃんになってんの?お前いつも、授業中でも関係なしに俺に話し掛けてただろぉ?今までと同じでいいの!!」
先生の鍛えられた裸は、何度見てもドキドキする。
私は、真面目に体操しながら先生に今朝のこと・・報告したんだ。
興奮してまとまらない私の話を、先生も嬉しそうに聞いてくれた。
「お前、姉ちゃんのこと好きなんだな!!」
先生は、プールに飛び込んだ。
「おいで・・!!」
そう言って、手を広げる先生。
水面に反射する太陽と、先生の笑顔が眩しい。
プールの中で、先生が手をつないでくれた。
「この学校、プールが目立たない場所で良かった・・」
先生は肩まで水に浸かりながら、私を抱きしめて笑った。
ちょ・・ちょっとぉ・・・先生、大胆すぎだよ・・