教えて、春日井くん
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こうして俺は、御上綺梨との接触に成功し、今では彼氏の座につけた。
でも時々、思うことがある。
「綺梨ちゃん、俺の体が目当てなんでしょ」
アイス片手に俺が食べるのを待っている綺梨ちゃんを見つめれば、形のいい唇がきゅっと上がる。
「全部目当てだよ」
「え、」
「体も、心も、ウブっぽさも」
「待って最後のなにやだ」
ウブっぽさとか絶対いらないし、そんなのほしくない。だけど綺梨ちゃんが不満げにアイスを俺の唇に押し当ててくる。