Young days
『でしょ?1番恋愛に興味なさそ〜な2人がそうなったんだもん。てか、お似合いなんだけどね。似合い過ぎて、今じゃ私の癒しでもあるよユヅカナは…。』


『うん。羨ましい…。みんなで一緒に居るのはずっと変わらないのに…あの2人は特別キラキラして見える。』



『キラキラ?』



『…うん。眩しいくらい。カッコイィよユヅ。』



『カッコイィ!?ユヅがっ?』



『うん。だって、好きな人に"好き"って言えたんだもん。カッコイィよ、ユヅは…。』



『あぁ〜そっちの意味ね。まぁ…ここまで一緒に居ると色々考えちゃうしね。もし振られて気まずくなったら〜とか…例え付き合えたとして、別れたらどうしよう…とか?』



伊織は笑みを浮かべ頷いた。



『でもね、ユヅはそんな事1ミリも考えなかったと思う。』


『何で?普通考えるでしょ?』


『私、トト(父)の誕生日にBerry Berry予約してたケーキ取りに行っら、たまたまユヅが店手伝ってて…聞いた事あるの。いつから果奈の事好きだったの?って。ほら〜、ウチら全然気付かなかったじゃない?だから…。』


『えっ?でもみんなで問い詰めた時は秘密だって、絶対教えてくれなかったじゃん!知ってたの伊織!?』


『うん。恥ずかしいから誰にも言わないで!って…。でも、素敵だなぁ〜って思えた。』


『え?…えっ?ちょ、ちょ、ちょ、そこまで言って今、もしかして私教えてもらえないやつ?』


『だってユヅと約束したから…。』
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