Livre magie〜桜色の魔女〜
僕とリオンが声のした方を向くと、茶髪に赤目、黒いスーツにトレンチコートを羽織った男性が立っていた。誰だろう、この人……。
首を傾げている僕に対し、男性も「この子は?」とリオンを見つめている。リオンは「そっか。お互い会ったことないよね」と笑って言った。
「ノワール、この人はオズワルドさん。僕らの父さんのお姉さんの旦那さんで、魔法警察として活躍してるんだ。オズワルドさん、この子は僕の弟でノワールです。血のつながりはなくても、大切な家族なんです」
父さんのお姉さんには何度か会ったことはある。でも、お姉さんの旦那さんには一度も会ったことがなかったから顔すら知らなかった。どうやら魔法警察の仕事が忙しく、親戚の集まりなどに参加できなかったらしい。
「君がノワールくんか……。君のお父さんから話は聞いていたよ!よろしくね」
「よろしくお願いします、オズワルドさん」
互いに握手をする。大人の男性の手は固くてしっかりしている。父さんの手と似ているな。優しくて温かい。
首を傾げている僕に対し、男性も「この子は?」とリオンを見つめている。リオンは「そっか。お互い会ったことないよね」と笑って言った。
「ノワール、この人はオズワルドさん。僕らの父さんのお姉さんの旦那さんで、魔法警察として活躍してるんだ。オズワルドさん、この子は僕の弟でノワールです。血のつながりはなくても、大切な家族なんです」
父さんのお姉さんには何度か会ったことはある。でも、お姉さんの旦那さんには一度も会ったことがなかったから顔すら知らなかった。どうやら魔法警察の仕事が忙しく、親戚の集まりなどに参加できなかったらしい。
「君がノワールくんか……。君のお父さんから話は聞いていたよ!よろしくね」
「よろしくお願いします、オズワルドさん」
互いに握手をする。大人の男性の手は固くてしっかりしている。父さんの手と似ているな。優しくて温かい。