バースデーカード
『新おはよ!』
さっそく男の子が挨拶してきた。
新は慣れたように挨拶をして、それからその子に俺のことを紹介してくれた。
『すっげー! 本当に同じ顔だ!』
男の子が興奮してそう言ったことで、俺と新はあっという間にクラスメートたちに囲まれていた。
身長も同じ。
声も同じ。
顔も同じ。
俺たちにとっては当たり前だったことが、みんなにとってはとても新鮮だったみた
いで、一躍有名人にでもなった気分だった。
でも、病院の先生に言われたことは絶対に守らないといけない。
俺は体育は全部見学することになっていた。
時々他のクラスの子がそんな俺を見て不思議そうにすることもあった。
でも、同じ1組の子は何も言わない。
きっと先生が先に説明してくれていたのだろう。
変わった子だと思われないか心配していたから、ひとまず安心した。
でも問題は体育の授業だけじゃなかった。
さっそく男の子が挨拶してきた。
新は慣れたように挨拶をして、それからその子に俺のことを紹介してくれた。
『すっげー! 本当に同じ顔だ!』
男の子が興奮してそう言ったことで、俺と新はあっという間にクラスメートたちに囲まれていた。
身長も同じ。
声も同じ。
顔も同じ。
俺たちにとっては当たり前だったことが、みんなにとってはとても新鮮だったみた
いで、一躍有名人にでもなった気分だった。
でも、病院の先生に言われたことは絶対に守らないといけない。
俺は体育は全部見学することになっていた。
時々他のクラスの子がそんな俺を見て不思議そうにすることもあった。
でも、同じ1組の子は何も言わない。
きっと先生が先に説明してくれていたのだろう。
変わった子だと思われないか心配していたから、ひとまず安心した。
でも問題は体育の授業だけじゃなかった。