バースデーカード
「おかえり~」
リビングからお母さんの声が聞こえてくる。
あたしは「うん」と返事をして、そのまま二階の自室へと向かった。
二階の一番奥の部屋があたしの部屋になっている。
部屋に入り、お気に入りのベッドに腰を下ろしてハガキを確認する。
《7月2日に誕生日会を開催いたします。
つきましては7月2日の夜12時に学校に集合してください》
それだけ書かれたハガキにあたしは瞬きをする。
ハガキ自体はバースデーカードのようにカラフルなペンで書かれている。
しかし、差出人の名前も住所も書かれていないのだ。
それに夜の12時に学校集合というのはどう考えてもおかしい。
明日が誕生日なら、放課後集まれるようにすればいいのに。
だいたい、夜12時に学校へ行ったって校舎に入れるとも思えない。
きっと誰かのイタズラだろう。
あたしはそう判断してハガキを部屋のゴミ箱に投げ捨てたのだった。
リビングからお母さんの声が聞こえてくる。
あたしは「うん」と返事をして、そのまま二階の自室へと向かった。
二階の一番奥の部屋があたしの部屋になっている。
部屋に入り、お気に入りのベッドに腰を下ろしてハガキを確認する。
《7月2日に誕生日会を開催いたします。
つきましては7月2日の夜12時に学校に集合してください》
それだけ書かれたハガキにあたしは瞬きをする。
ハガキ自体はバースデーカードのようにカラフルなペンで書かれている。
しかし、差出人の名前も住所も書かれていないのだ。
それに夜の12時に学校集合というのはどう考えてもおかしい。
明日が誕生日なら、放課後集まれるようにすればいいのに。
だいたい、夜12時に学校へ行ったって校舎に入れるとも思えない。
きっと誰かのイタズラだろう。
あたしはそう判断してハガキを部屋のゴミ箱に投げ捨てたのだった。