バースデーカード
新が入ってきたのとは逆側へ向けて全員がかけだす。


あたしは和樹に手を握りしめられていた。


「ギャアアアア!」


誰かの悲鳴が鼓膜をつんざく。


だけど振り向くことなく、あたしたちは職員室から逃げ出したのだった。
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