バースデーカード
「頼むよ結子。わかってくれ」
和樹の目に涙が見えて、ハッと息を飲んだ。
そうだ。
こんなところで時間を潰している場合じゃない。
相手は見境なく仲間を殺してしまう悪霊なんだ。
幹生のことは気になるけれど、和樹が言うように武器を装着する方が先だ。
「わかった」
あたしは頷き、ようやく動き出したのだった。
和樹の目に涙が見えて、ハッと息を飲んだ。
そうだ。
こんなところで時間を潰している場合じゃない。
相手は見境なく仲間を殺してしまう悪霊なんだ。
幹生のことは気になるけれど、和樹が言うように武器を装着する方が先だ。
「わかった」
あたしは頷き、ようやく動き出したのだった。