バースデーカード
「だけど、身を隠すことはできる。椅子や机も武器にはできる」
和樹の言葉にあたしはキョトンとしてしまう。
なにか裏がありそうな言い方なのが気になった。
「つまり、どういうこと?」
「新以外の人間が鍵をかけたとは考えられないかな?」
和樹の言葉に愕然とした。
「新以外って、学校にはあたしたちしかいないんだよ?」
「あぁ。だからなるべく考えたくはなかった。でも、新が鍵をかけるなら、昇降口と同じようにカギ穴も隠してしまうと思わないか?」
確かに、そうかも知れない。
だけど調理室も木工教室もカギ穴はちゃんと正規の場所に存在していた。
つまり、この2カ所にかぎっては他の人が、意図的に鍵を閉めた可能性があると考えているみたいだ。
「新の仲間がいるってこと?」
質問する自分の声がひどく震えていた。
和樹は「その可能性もあると思ってる」と、頷く。
和樹の言葉にあたしはキョトンとしてしまう。
なにか裏がありそうな言い方なのが気になった。
「つまり、どういうこと?」
「新以外の人間が鍵をかけたとは考えられないかな?」
和樹の言葉に愕然とした。
「新以外って、学校にはあたしたちしかいないんだよ?」
「あぁ。だからなるべく考えたくはなかった。でも、新が鍵をかけるなら、昇降口と同じようにカギ穴も隠してしまうと思わないか?」
確かに、そうかも知れない。
だけど調理室も木工教室もカギ穴はちゃんと正規の場所に存在していた。
つまり、この2カ所にかぎっては他の人が、意図的に鍵を閉めた可能性があると考えているみたいだ。
「新の仲間がいるってこと?」
質問する自分の声がひどく震えていた。
和樹は「その可能性もあると思ってる」と、頷く。