恐怖ダウンロード
☆☆☆

その後、教室で愛子が1人になったとき、あたしと夢はどうしてあんなことをしたのか聞いた。


すると愛子は机に額をひっつけて謝罪した。


『ごめんね、ああするしかなかったの。美紀たちに脅されて、それでしかたなくやったの!』


愛子の目には涙も浮かんでいた。


だから信用した。


だけど愛子は4人でいるとき、積極的にあたしたちをイジメるようになっていた。


見下し、罵倒し、嘲笑う。


そしてまた1人の時に声をかけると謝罪する。


だんだん、愛子がわからなくなって行った。


愛子が1人でいる時にも声をかけることはなくなった。


そして愛子は完全に、3人の仲間入りをしたのだった。
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