恐怖ダウンロード
2度目
翌日、あたしは夢と待ち合わせをして登校していた。
靖への恐怖がいつ、どのタイミングで起こるかわからないからだ。
もしかしたら昨日と同じように早いタイミングかもしれない。
「昨日は家に来てくれてありがとう。お母さん喜んでた」
「ただ遊びに行っただけじゃん」
夢の言葉にあたしは左右に首を振り、普段の様子を話して聞かせた。
「そっか。靖子の両親って厳しいんだね」
あたしがイジメられているとわかっても、自分でどうにかしろと突き放す。
それは間違ってはいないと思う。
だけど、甘えられる人がいないのは辛いときもあった。
それから2人で他愛のない会話をしながら学校へ向かった。
残念ながら、今日は靖の姿を見ることもなかった。
「あぁ~ムカツク!」
D組へ入った瞬間、そんな美紀の声が聞こえてきてあたしたちは同時に立ち止まった。
なんだか嫌な予感がする。
しかし、すでに教室内へ入ってしまった。
そして美紀があたしたちに気がつき、近づいて来たのだ。
咄嗟に逃げ出そうとするが、あたしの手を美紀が掴んでいた。
靖への恐怖がいつ、どのタイミングで起こるかわからないからだ。
もしかしたら昨日と同じように早いタイミングかもしれない。
「昨日は家に来てくれてありがとう。お母さん喜んでた」
「ただ遊びに行っただけじゃん」
夢の言葉にあたしは左右に首を振り、普段の様子を話して聞かせた。
「そっか。靖子の両親って厳しいんだね」
あたしがイジメられているとわかっても、自分でどうにかしろと突き放す。
それは間違ってはいないと思う。
だけど、甘えられる人がいないのは辛いときもあった。
それから2人で他愛のない会話をしながら学校へ向かった。
残念ながら、今日は靖の姿を見ることもなかった。
「あぁ~ムカツク!」
D組へ入った瞬間、そんな美紀の声が聞こえてきてあたしたちは同時に立ち止まった。
なんだか嫌な予感がする。
しかし、すでに教室内へ入ってしまった。
そして美紀があたしたちに気がつき、近づいて来たのだ。
咄嗟に逃げ出そうとするが、あたしの手を美紀が掴んでいた。