恐怖ダウンロード
☆☆☆
家に戻ってきてからもあたしはまだボンヤリとした気分でいた。
このアプリが本物だったとして、使い道はどうしようか?
やっぱり4人に復讐するために使おうか。
それとも、もっと面白い使い道があるだろうか。
そんなことばかり考えていたからだろうか、コーヒーを飲むためにカップを取り出した時、手元が狂って落としてしまったのだ。
お気に入りのカップは床にぶつかるとあっけなく砕け散ってしまった。
「ちょっと大丈夫?」
リビングでテレビを見ていたお母さんが驚いてキッチンに入ってきた。
「ごめん、手がすべっちゃって」
そう言い、大きな破片を拾っていく。
あ~あ、お気に入りだったのに……。
家族旅行に行ったときに買ったカップは家族3人でおそろいだったのだ。
それが割れてしまったことで残念な気持ちが広がっていく。
とても丈夫なカップで簡単に割れることなんてなかったのに。
そう思っていた時だった。
部屋着のポケットに入れていたスマホが震えて、ハッと息を飲んだ。
まさか……!
慌てて取り出し、画面を確認する。
そこには『損失を与えました』の文字が書かれていたのだった。
家に戻ってきてからもあたしはまだボンヤリとした気分でいた。
このアプリが本物だったとして、使い道はどうしようか?
やっぱり4人に復讐するために使おうか。
それとも、もっと面白い使い道があるだろうか。
そんなことばかり考えていたからだろうか、コーヒーを飲むためにカップを取り出した時、手元が狂って落としてしまったのだ。
お気に入りのカップは床にぶつかるとあっけなく砕け散ってしまった。
「ちょっと大丈夫?」
リビングでテレビを見ていたお母さんが驚いてキッチンに入ってきた。
「ごめん、手がすべっちゃって」
そう言い、大きな破片を拾っていく。
あ~あ、お気に入りだったのに……。
家族旅行に行ったときに買ったカップは家族3人でおそろいだったのだ。
それが割れてしまったことで残念な気持ちが広がっていく。
とても丈夫なカップで簡単に割れることなんてなかったのに。
そう思っていた時だった。
部屋着のポケットに入れていたスマホが震えて、ハッと息を飲んだ。
まさか……!
慌てて取り出し、画面を確認する。
そこには『損失を与えました』の文字が書かれていたのだった。