恐怖ダウンロード
夢は靖の写真をアプリ内にUPした。
次になにを入力するのか見ていると、不意に手が止まった。
「ねぇ、この『おまかせ』ってなに?」
そう言って見せてきたのは記入欄の下にあるボタンだった。
「そういえば昨日アップデートが来たんだよね。その時に追加された機能だと思う」
あたしは説明しながらスマホを操作した。
たしか、このボタンの説明も書かれていたはずだ。
「『おまかせ』ボタンを選んだ場合、1度写真をUPしていただくと、同じ相手に何度も恐怖を与えることができます。写真をUPし直す必要がなくなるのです。ただし、この機能を利用する場合は恐怖の詳細を記入することができなくなります。恐怖の内容についてはアプリに一存という形になります」
あたしは説明書きを読み上げた。
夢は真剣な表情でそれを聞いている。
「4人分の写真を一気にUPすることはできるの?」
夢からの質問にあたしは頷いた。
説明文には何枚でも投稿可能だと書いている。
「この新しい機能を使ってみたらどうかな?」
夢からの提案にあたしは一瞬言葉に詰まってしまった。
確かに便利な機能だと思う。
でも、恐怖の内容を決めることができないということは、どんな損失を被るのかもわからないということだ。
次になにを入力するのか見ていると、不意に手が止まった。
「ねぇ、この『おまかせ』ってなに?」
そう言って見せてきたのは記入欄の下にあるボタンだった。
「そういえば昨日アップデートが来たんだよね。その時に追加された機能だと思う」
あたしは説明しながらスマホを操作した。
たしか、このボタンの説明も書かれていたはずだ。
「『おまかせ』ボタンを選んだ場合、1度写真をUPしていただくと、同じ相手に何度も恐怖を与えることができます。写真をUPし直す必要がなくなるのです。ただし、この機能を利用する場合は恐怖の詳細を記入することができなくなります。恐怖の内容についてはアプリに一存という形になります」
あたしは説明書きを読み上げた。
夢は真剣な表情でそれを聞いている。
「4人分の写真を一気にUPすることはできるの?」
夢からの質問にあたしは頷いた。
説明文には何枚でも投稿可能だと書いている。
「この新しい機能を使ってみたらどうかな?」
夢からの提案にあたしは一瞬言葉に詰まってしまった。
確かに便利な機能だと思う。
でも、恐怖の内容を決めることができないということは、どんな損失を被るのかもわからないということだ。