セフレのテラダ
地下にある和風ダイニングでテラダが待っていた。

南さんを見てすぐに立ち上がって「わー!久しぶりです!」とさわやかな反応をするテラダ。

私と会ってる時と全然違うじゃん。

私と南さん、テラダは一人の構図でテーブルを挟んで座る。

テラダの気配りはさすがだ。

南さんの飲み物が減ってきたタイミングとか、食べ物のチョイスとか。

モテるだろうなぁ〜としみじみ思う。

30分くらい経った頃だろうか。

南さんがふと意を決したように口を開いた。

「サカグチくん、どうしてる?」と予想以上にストレートに聞き出した。

テラダは瞬時に笑顔が固まり、そしてすぐこう返した。

「サカグチさんはダメですよ。」

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