セフレのテラダ
車は丸の内ど真ん中に出て、すぐ提携パーキングに停められた。
ここで乗り捨て。
私がコートを着ながら降りるとテラダが私の右手を取る。
ああ、どうしようもなく、ワクワクした。
地下鉄に乗る。
一緒に。
向かう先は、私の家。
隣に座るテラダ。
右手は繋がれたまま。
ねえ、テラダ。
これって擬似恋愛だよね?
揺れる車内。
テラダが私の肩に少しもたれる。
「ねむい。」
小さな声。
「着いたら起こすよ。」
「うん、ありがと。」
たぶん、今日は、セックスしない。
それもそれで、なんだかアリになっていた。
テラダの髪のワックスの香りがほのかに香る。
好きな香り。
テラダ、こんなことしちゃダメだよ。
ここで乗り捨て。
私がコートを着ながら降りるとテラダが私の右手を取る。
ああ、どうしようもなく、ワクワクした。
地下鉄に乗る。
一緒に。
向かう先は、私の家。
隣に座るテラダ。
右手は繋がれたまま。
ねえ、テラダ。
これって擬似恋愛だよね?
揺れる車内。
テラダが私の肩に少しもたれる。
「ねむい。」
小さな声。
「着いたら起こすよ。」
「うん、ありがと。」
たぶん、今日は、セックスしない。
それもそれで、なんだかアリになっていた。
テラダの髪のワックスの香りがほのかに香る。
好きな香り。
テラダ、こんなことしちゃダメだよ。