ちいさなことばをひろいあつめて【短編集】
「お、メール…」
(ああ、メールは単音なんだ硬派なんだなぁ…ってそうじゃなくて!!)
「た、高田くん!そういえば何か用でものあったのかな?」
私は高田くんがメールを開く前に時間稼ぎを始める。
時間を稼いだところでメールは消えないけど目の前で開封されるよりマシだ。
「ああ、北嶋センセが呼んでた。たぶん来週の三者面談のことじゃね?」
「あ、そうなのありがとう」
ポケットの中からケータイを出すのを止めた高田くんはそう私に伝えるともう一度ポケットを探り始めた。
(ああ、メールは単音なんだ硬派なんだなぁ…ってそうじゃなくて!!)
「た、高田くん!そういえば何か用でものあったのかな?」
私は高田くんがメールを開く前に時間稼ぎを始める。
時間を稼いだところでメールは消えないけど目の前で開封されるよりマシだ。
「ああ、北嶋センセが呼んでた。たぶん来週の三者面談のことじゃね?」
「あ、そうなのありがとう」
ポケットの中からケータイを出すのを止めた高田くんはそう私に伝えるともう一度ポケットを探り始めた。