スイレン ~水恋~
扉を閉じ、入り口に向き直る。ナチュラルな質感のウッドドア。ハンドルに手を掛けると、鍵はかかってない軽い反応。音を忍ばせ前屈みに恐る恐る開いてく。と。
「・・・おはようございますお嬢」
「きゃあっっ」
いきなり死角から降ってきた声のせいで、不格好な悲鳴を上げる羽目になった。
「いるならいるって言いなさいよ、志田のバカぁっ」
「コソ泥みたいに出てくる女がいるとは思わないでしょう」
「あたしを勝手に眠らせた男には言われたくないわよ?!」
「・・・具合が悪いかと心配しましたが」
反発して上目遣いに睨めつければ、とてもそうは思えないうんざり顔で返る。
「そんな格好で朝から喚けるなら、早く風呂を済ませて一階に降りてもらえませんかね」
言われて我に返ったあたしが、下着姿を晒してることにもう一回不格好な悲鳴を上げたのは、言うまでもなかった・・・・・・。
「・・・おはようございますお嬢」
「きゃあっっ」
いきなり死角から降ってきた声のせいで、不格好な悲鳴を上げる羽目になった。
「いるならいるって言いなさいよ、志田のバカぁっ」
「コソ泥みたいに出てくる女がいるとは思わないでしょう」
「あたしを勝手に眠らせた男には言われたくないわよ?!」
「・・・具合が悪いかと心配しましたが」
反発して上目遣いに睨めつければ、とてもそうは思えないうんざり顔で返る。
「そんな格好で朝から喚けるなら、早く風呂を済ませて一階に降りてもらえませんかね」
言われて我に返ったあたしが、下着姿を晒してることにもう一回不格好な悲鳴を上げたのは、言うまでもなかった・・・・・・。