スイレン ~水恋~
ベッドでも隅々まで可愛がられ、次に目醒めた時。寝返りもやっとの気怠さと、奥の奥に鈍い疼痛を感じながら、傍にある吐息と温もりがどれだけ愛しかったか。
ちゃあんと帰ってきてくれた・・・・・・。
ろくに乾かさないでボサボサにうねった髪、うっすら無精髭。イケメン俳優が多い鷲鼻に、半開きの口。まるで見飽きない顔。起こして何か言わせたいのをじっと我慢で眺めてる。
天窓から明るく差す光は、お昼もとっくに過ぎてそう。気にしない。一日中こうしてたっていい。それから、・・・それから。
二人の甘い時間を思い描き、意地悪な呪文を囁きかける。
「もうどこにも行けないように首輪つけるわよ?」
「・・・言われちゃったなぁ」
まさかの返事。こっちに薄眼を開けた隆二のクスクス笑いに、顔から火が噴き出た。寝てたんじゃなかったの?!
「オマエのものみたいで、いいねソレ」
ちゃあんと帰ってきてくれた・・・・・・。
ろくに乾かさないでボサボサにうねった髪、うっすら無精髭。イケメン俳優が多い鷲鼻に、半開きの口。まるで見飽きない顔。起こして何か言わせたいのをじっと我慢で眺めてる。
天窓から明るく差す光は、お昼もとっくに過ぎてそう。気にしない。一日中こうしてたっていい。それから、・・・それから。
二人の甘い時間を思い描き、意地悪な呪文を囁きかける。
「もうどこにも行けないように首輪つけるわよ?」
「・・・言われちゃったなぁ」
まさかの返事。こっちに薄眼を開けた隆二のクスクス笑いに、顔から火が噴き出た。寝てたんじゃなかったの?!
「オマエのものみたいで、いいねソレ」