壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
私は何も隠す必要がないので正直に答えた。
「私、日本史、日本の歴史ではなく世界の歴史を学んでいたので、詳しくはわかりませんが今海外の国が何をしているのかなどはわかります。
例えばそうですね。
1867年といえば海の向こう、はるか遠くの国にあるオーストリアという国がハンガリーの自治権を認めたとかが有名ですね。
まぁ自治権を認めたと言ってもオーストリアの皇帝フランツヨーゼフ一世が国王になり、エリザベートが王妃になったので、実質的にあまり変わってはいないのですが。
もしかしたらたまたまこのことを知っただけと言われるかもしれないので、この先に起こることも話します。
フランツヨーゼフとエリザベートの子ども、皇太子のルドルフは心中します。
そしてエリザベートは数年後、イタリア人のルイジ・ルケーニという人物に暗殺されます。
海外の歴史でしたらこのように話せますが、本当に日本の歴史は疎くて浅くしかわかりませんが一応わからなくはないです。」
うかつに日本の歴史を語ってしまえば未来を変えてしまいかねないので、世界史選択でよかったと思いながら、日本には一切関係なさそうなことを選んで私はしゃべった。
この時代、日本はまだ外国とのかかわりはほとんどなかったので、これくらいならばしゃべっても問題はないだろうと判断して。
「私、日本史、日本の歴史ではなく世界の歴史を学んでいたので、詳しくはわかりませんが今海外の国が何をしているのかなどはわかります。
例えばそうですね。
1867年といえば海の向こう、はるか遠くの国にあるオーストリアという国がハンガリーの自治権を認めたとかが有名ですね。
まぁ自治権を認めたと言ってもオーストリアの皇帝フランツヨーゼフ一世が国王になり、エリザベートが王妃になったので、実質的にあまり変わってはいないのですが。
もしかしたらたまたまこのことを知っただけと言われるかもしれないので、この先に起こることも話します。
フランツヨーゼフとエリザベートの子ども、皇太子のルドルフは心中します。
そしてエリザベートは数年後、イタリア人のルイジ・ルケーニという人物に暗殺されます。
海外の歴史でしたらこのように話せますが、本当に日本の歴史は疎くて浅くしかわかりませんが一応わからなくはないです。」
うかつに日本の歴史を語ってしまえば未来を変えてしまいかねないので、世界史選択でよかったと思いながら、日本には一切関係なさそうなことを選んで私はしゃべった。
この時代、日本はまだ外国とのかかわりはほとんどなかったので、これくらいならばしゃべっても問題はないだろうと判断して。