壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
そんな暇な日が続いたある日、近くの広場で暴動のようなものが発生しているという報告を受け、私と一さんはその現場へ向かった。
実際に起きていたのは暴動ではなかったのだが、いかにも昔はやりたい放題やっていた浪士でしたと言わんばかりの人が数名木の棒を振り回し、手あたり次第物を壊したり、人に向けて攻撃していたりしていたのだ。
先に何人か警察官が駆け付けていたのだが、関係ない人を避難させたりと浪士と思われる人は依然として破壊行動に勤しんでいた。
「殺すなよ、必ず捕えろ。」
一緒に来ていた先輩の警察官にそう言われ、私と一さんは刀を手に取り暴れている浪士の捕獲に向かった。
私は新選組の時と同じ戦い方、刀と小太刀を両方使う二刀流で、一さんは左手を上にして構える構え方で。
ただ一つ違うこと。
それは私も一さんも刀の刃を上にして逆刃にして構えていた。
捕縛命令が出ている以上間違っても斬らずに済むために。
実際に起きていたのは暴動ではなかったのだが、いかにも昔はやりたい放題やっていた浪士でしたと言わんばかりの人が数名木の棒を振り回し、手あたり次第物を壊したり、人に向けて攻撃していたりしていたのだ。
先に何人か警察官が駆け付けていたのだが、関係ない人を避難させたりと浪士と思われる人は依然として破壊行動に勤しんでいた。
「殺すなよ、必ず捕えろ。」
一緒に来ていた先輩の警察官にそう言われ、私と一さんは刀を手に取り暴れている浪士の捕獲に向かった。
私は新選組の時と同じ戦い方、刀と小太刀を両方使う二刀流で、一さんは左手を上にして構える構え方で。
ただ一つ違うこと。
それは私も一さんも刀の刃を上にして逆刃にして構えていた。
捕縛命令が出ている以上間違っても斬らずに済むために。