壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
番外編「最後に俺の感じたこと~土方目線~」
俺たちが戦うことは間違っていることなのだろうか。

斎藤たちを会津に残していたのは間違った判断だったのか。

俺はそう思いながらひとりで海を眺めていた。

蝦夷へ渡った後に万が一新政府軍と戦闘になった場合、この地に住んでいた者にまた迷惑をかけることになってしまう。

これまでも多くの市民が俺たちの戦いの犠牲となってきた。

俺たちの求める義とはいったい何だったのか。
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