壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
「杉崎さんは笑っていた方が似合ってる。

それに、組長が不安そうな顔をしていたら、その組の隊士はもっと不安になっちゃいますよ。

杉崎さん、今日非番ですよね?
清水の方に美味しい甘味屋があるんです。

今から行きましょう!」

沖田先生が私のことを励まそうとしていることが分かったので、私は大きくうなずき、沖田先生と甘味屋へ行くことにした。

斎藤先生、私は私の信じる道を歩みます、だから見ていてくださいと心の中で思いを告げた。
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