壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
「土方先生、杉崎です。」
私は屯所に帰ってすぐ土方先生の部屋を訪ねた。
今まで心配をかけたことを詫びるためと、もう大丈夫ということを伝えるために。
「入れ。」
中から一言返ってきたのを待ってから障子を開け、土方先生の部屋へ入室した。
「何か用か?」
手元の書類を隅にまとめながら、土方先生は私に声をかけた。
「今まで心配をかけてしまったことをお詫びいたします。
そしてありがとうございます。
俺はもう平気です。
これからは三番隊の組長として頑張ります。」
私は簡潔に土方先生に言いたいことを告げ、土方先生の言葉を待っていた。
土方先生は何かを考えるように腕を組んだ後、言葉を発した。
「これからは沖田がお前のことを支えてくれるだろう。
沖田が自分から言ったんだぞ。
前に杉崎に助けてもらったから、今度は自分が助ける番だって。
お前はつくづくいい仲間に恵まれたよ。
仲間は大切にするだけじゃない、何かがあったときに助け合うのが本当の仲間だ。
俺からの話は以上だ。」
土方先生はそれだけ言うと、再び手元の書類に目を通し始めたので、私は一礼してから土方先生の部屋を後にした。
私は屯所に帰ってすぐ土方先生の部屋を訪ねた。
今まで心配をかけたことを詫びるためと、もう大丈夫ということを伝えるために。
「入れ。」
中から一言返ってきたのを待ってから障子を開け、土方先生の部屋へ入室した。
「何か用か?」
手元の書類を隅にまとめながら、土方先生は私に声をかけた。
「今まで心配をかけてしまったことをお詫びいたします。
そしてありがとうございます。
俺はもう平気です。
これからは三番隊の組長として頑張ります。」
私は簡潔に土方先生に言いたいことを告げ、土方先生の言葉を待っていた。
土方先生は何かを考えるように腕を組んだ後、言葉を発した。
「これからは沖田がお前のことを支えてくれるだろう。
沖田が自分から言ったんだぞ。
前に杉崎に助けてもらったから、今度は自分が助ける番だって。
お前はつくづくいい仲間に恵まれたよ。
仲間は大切にするだけじゃない、何かがあったときに助け合うのが本当の仲間だ。
俺からの話は以上だ。」
土方先生はそれだけ言うと、再び手元の書類に目を通し始めたので、私は一礼してから土方先生の部屋を後にした。