壬生狼の恋ー時を超えたふたりー
「杉崎さん、見てください!
今日は一杯お団子を買ってきたんですよ。
もちろんあのお店の、杉崎さんがおいしいって言っていたみたらし団子ですよ。
今日は俺のおごりです。
一緒に食べましょう。」
この日、沖田先生は清水の甘味屋でみたらし団子を30本も買って屯所に戻ってきた。
そしていつも通り縁側に座って外をずっと見ている私の隣に腰掛け、私に手にみたらし団子を握らせたのだった。
「やっぱりここのはいつ食べてもおいしいですね。
杉崎さん、みたらしがこぼれちゃいますよ。
着物が汚れないためにこれ下に敷かせてください。」
沖田先生は1本食べ終わってもみたらし団子を握ったまま動いていない私の膝に手ぬぐいを敷きまた次のみたらしに手を伸ばした。
沖田先生は10本ほどみたらし団子を食べた。
そしていまだに私の手に握られているみたらし団子を回収し、それも自分の胃の中へ収めてしまった。
今日は一杯お団子を買ってきたんですよ。
もちろんあのお店の、杉崎さんがおいしいって言っていたみたらし団子ですよ。
今日は俺のおごりです。
一緒に食べましょう。」
この日、沖田先生は清水の甘味屋でみたらし団子を30本も買って屯所に戻ってきた。
そしていつも通り縁側に座って外をずっと見ている私の隣に腰掛け、私に手にみたらし団子を握らせたのだった。
「やっぱりここのはいつ食べてもおいしいですね。
杉崎さん、みたらしがこぼれちゃいますよ。
着物が汚れないためにこれ下に敷かせてください。」
沖田先生は1本食べ終わってもみたらし団子を握ったまま動いていない私の膝に手ぬぐいを敷きまた次のみたらしに手を伸ばした。
沖田先生は10本ほどみたらし団子を食べた。
そしていまだに私の手に握られているみたらし団子を回収し、それも自分の胃の中へ収めてしまった。