シュガー ガール
「ごめん、ごめん!!
海に潜ると出たくなくなっちゃって……」
「え、夏海ってもしかして人魚!?」



ボケた大地を無視すると、その頭を撫でる夏海。



「大地も午後は浮き輪借りておいで!」
「浮き輪なんて嫌だ!」
「浮き輪引っ張って、深い所連れて行ってあげるから!
そしたら、ずっと一緒に居られるでしょう?」


さっきまで、しかめっ面だったのに急に笑顔になった大地が大きく頷いた。
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